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2010年2月18日 (木)

あったかい記録。あったかい記憶。

先日、小さいお子さん連れでいらしてくれたご家族。

陳列している絵本を見て、ママが言ってました。


「わ~、懐かしい。あ、あれも持ってた。これも持ってた。

懐かしいなあ。知ってる絵本がたくさんある。

そう考えると、私、結構、親に愛されていたんだなあ、、、、。」


と。

多分、そのママさんは、とても暖かい気持ちを感じていたんだと思います。

暖かいものを思い出すこと。

小さい頃に感じた暖かいもの、

好きな人に愛されたこと、

その時はわからなかったとしても、今、改めてそれに気付くこと。


そのママさんにとっては、絵本によって呼び起こされる暖かいものがあったのでしょう。

絵本屋やっといて、なんですが、別にそれは絵本でなくても全然いいと思います。

どんなものでも。

一緒に行った旅行のアルバムに一言添えて、残しておくことだったり。

子供が幼稚園の運動会で走ってる姿を撮ったビデオに、つい、「がんばれ。がんばれ。がんばれ。」とかって、興奮した声が入ってしまったものだったり。

まだ娘さんが小さい頃にもらった、「いつかパパのお嫁さんにしてください。」っていうラブレターを、ずっととって置くことだったり。

愛の記録が、長い長い時を経ても、愛の記憶を呼び起こさせてくれることがあると思いますので。

昔読んで感動した文章があるので、載っけてみます。

(話の中の「マーチ」っていうのは、明治、青学、立教、中央、法政の各大学の頭文字をとってつけた、偏差値的なグループのことです。)


俺、小さい頃に母親を亡くしてるんだ。
それで中学生の頃、恥ずかしいくらいにぐれた。
親父の留守中、家に金が無いかタンスの中を探しているとビデオテープがあったんだ。
俺、親父のエロビデオとかかな?なんて思って見てみた。
そしたら・・・
病室のベットの上にお母さんがうつってた。
『〇〇ちゃん二十歳のお誕生日おめでと。なにも買ってあげれなくてゴメンね。
お母さんがいなくても、〇〇ちゃんは強い子になってるでしょうね。
今頃、大学生になってるのかな?もしかして結婚してたりしてね・・・』
10分くらいのビデオテープだった。
俺、泣いた、本気で泣いた。
次の瞬間、親父の髭剃りでパンチパーマ全部剃った。
みんなにバカにされるくらい勉強した。
俺が一浪だけどマーチに合格した時、
親父、まるで俺が東大にでも受かったかのように泣きながら親戚に電話してた。
そんで、二十歳の誕生日に、案の定、親父が俺にテープを渡してきた。
また、よく見てみたら。
ビデオを撮ってる親父の泣き声が聞こえてた。
お母さんは、笑いながら『情けないわねぇ』なんて言ってるんだ。
俺また泣いちゃったよ。
父親も辛かったんだろうな、
親父にそのこと言ったら、知らねーよなんて言ってたけど、
就職決まった時、
親父が『これでお母さんに怒られなくて済むよ』なんていってた。

俺このビデオテープがあったからまっとうに生きられてる。


子供を愛し、大事にし、かわいがるのと同時に、ちょっとでもそれを形にして残しておくのも、素敵なことかもしれません。


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