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2010年3月 7日 (日)

絵本紹介 「ジオジオのかんむり」

ジオジオのかんむり#こどものとも絵本#

岸田衿子 さく

中谷千代子 え


森の中で一番強いライオン、王様のジオジオ。

遠くでそのかんむりが光るだけで、どんな動物もコソコソ隠れてしまうほど。

しかし、もはや、キリンやしまうまを追いかけるのも嫌になり。

さらには、年老いて白髪が生え、目もよく見えなくなり。


そんなところに一羽の小さな灰色の鳥があらわれます。

「王様、わたしもつまらないです。6つもあった卵は、みな盗まれたり、食べられたり、、、。」

そこでジオジオは提案します。

ならば、私のかんむりの中で卵を産み、育てなさい、と。

この絵本は非常に短く文章もコンパクトにまとまっていますが、色んなことを思わせてくれます。

年老いたジオジオが、そのかんむりで育った小鳥たちが飛び舞う中、たたずんでいるシーンが素晴らしい。

その最後の文章。


ジオジオは、よく めが みえません。

でも、ジオジオはきいていたのです。

ことりのこえを、うれしそうに

じっと きいていたのです。


素敵な絵本です。


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