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2010年11月

2010年11月30日 (火)

「たのしい ふゆごもり」紹介。


たのしい ふゆごもり (日本傑作絵本シリーズ)



たのしい ふゆごもり (日本傑作絵本シリーズ)


著者:片山 令子




たのしい ふゆごもり (日本傑作絵本シリーズ)


大きな木の根元に住んでいる、こぐまとお母さんぐま。

冬がやってくる前に、「ふゆごもり」の用意をしなくてはなりません。

お母さんぐまやおじいちゃんぐまと一緒に、木の実を取ったり、はちみつを取ったり、魚をとったり。

取った魚を暖炉の前で焼いて、テーブルにはたくさんのご馳走が並び。

 
派手なストーリーで何かが起こる、っていうようなことは何もないのですが、とにかくず~っと暖かいお話です。

絵の美しさ、暖かさもありますが、終始、こぐまが、おかあさんぐまの優しさに包まれている感じがたまりません。

寒い時ほど、「暖かさ」は、より「暖かい」ものですし。

 
おかあさんと一緒に、降って来た雪を眺めるシーンは本当に美しい。

こぐまが、暖炉の前でぬいぐるみを抱きながら眠ってしまうシーンの「暖かな」感じは、読んでいるだけでこちらにもそれが伝わってきそうです。

 
 
これからの寒い時期に、部屋を暖かくして読むにはピッタリの絵本かもしれません。

 
 
 
 
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2010年11月27日 (土)

お休みのお知らせ。

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昼間はまだ結構暖かいですが、さすがに、朝晩は冷えるようになりましたね。

どこもかしこも落ち葉だらけです。

レレレのおじさんの掃除も大変でしょうね。

さて、
 


11月28日(日)
 


は、所用により、お休みを頂きます。

よろしくお願いいたします。

インフルエンザやなんとかウィルス情報も出てきましたので、どうぞお身体ご自愛下さい。

 
 
 
 
 

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「いもうとのにゅういん」紹介。


いもうとのにゅういん(こどものとも絵本)



いもうとのにゅういん(こどものとも絵本)


著者:筒井 頼子




いもうとのにゅういん(こどものとも絵本)


ある日、具合が悪くなって、お母さんと一緒に病院に行くことになったいもうと。

しばらくしてお母さんが帰ってくると、「あやちゃんが にゅういんすることになったの」と。

 
いそいそと入院の支度を始めるお母さん。

お母さんが病院に向かったあと、友達と遊んでいたものの、雨が降りそうなので帰ってしまい。

外には稲妻が鳴り響き。

 
この間の不安心理の描写が素晴らしいですね。

胸がドキドキするような、鳥肌が立つような、腰から背中にかけて悪寒が走る感じというか。

今、私の人生において、なんかとんでもないことが起きている、ってことは、大人の真剣な表情でわかるものです。

子供でも。


 
私が素晴らしいと思うのは、お父さんと一緒にお見舞いに来たときの、「病院の入口あたり」の描写。

おねえちゃんの気持ちが見事に表されている気がするのです。
 
 
とにかく、後半が泣かせます。

めっちゃ良い話です。

最後の一枚なんて、、、、。


 
 
 
 
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2010年11月24日 (水)

「あな」紹介。


あ な(こどものとも絵本)



あ な(こどものとも絵本)


著者:谷川 俊太郎




あ な(こどものとも絵本)

「にちようびの あさ、なにも することがなかったので、 ひろしは あなを ほりはじめた。」

という、文章で始まるこの絵本。

「なにも することがなかった」っていう理由が素晴らしいですよね。

やる意味は?

何の特があるの?

誰が得するの?

とか、そういうことは関係ないのです。

「なにも することがなかった」から穴を掘るわけです。

ひろしが穴を掘っている途中、色んな人がやってきて色んなことを言います。

でも、ひろしはただ、穴を掘っていく。

そして、掘って掘って掘って、静かな穴の中に座り、言います。

 
「これは ぼくの あなだ」

 
もう、本当にこの絵本を読むと、「人生論」に思えてしょうがない。

穴を掘ることに意味はあるのか、生きることに意味はあるのか。

穴を掘っているときに色々言ってくる人達は、生きる時に色々言ってくる人達に思える。

「あせるなよ。あせっちゃだめだ。」っていうオヤジの言葉はまさに人生においても響く。

 
そして、最後。

このお話の好きなのは、ひろしがもう一度、

 
「これは ぼくの あなだ」

 
って言ったあとに、自分でその穴を埋め始めるのです。

自らの意志で。

自分で自分のしたことにケリをつける。
 
 
 
村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」を読んだ時もそうですが、この絵本も同様に、穴のしたから空を見上げてみたくなります。

 
 
 
 
 
 

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2010年11月20日 (土)

「くものすおやぶん とりものちょう」紹介。

くものすおやぶん とりものちょう(こどものとも絵本)

くものすおやぶん とりものちょう(こどものとも絵本)

著者:秋山 あゆ子

くものすおやぶん とりものちょう(こどものとも絵本)


まず、虫が苦手な人は厳しいです。

絵本風にだいぶ優しくアレンジはされていますが、それでも結構「くも」ですので。
 


「くものすおやぶん」こと、おにぐもの「あみぞう」が水戸黄門的昔話の世界で見回りをします。

で、とある店に、

 
「こんや くらのなかの おかしを ちょうだいする  かくればね」

 
という、盗みの予告状が届き。

それを見た親分。

それこそホントに自分の糸で「網を張り」ますが、、、、。
 


そこから、盗人と親分の攻防が始まるわけですが、なかなかのコミカル具合で、盗人の「かくればね」達の隠れ方も面白い。

とりあえず、登場人物が全部「虫」で、その虫たちが着物を着て、昔の風景に収まっているのが面白いです。

 
文章のリズムも軽快で、お話のスピードを加速させ、流れるように進みます。

俯瞰の引いた絵が多いので、昔の風景をじっくりと楽しみながら、その世界の中に入っていくような読み方もできますね。
 
 
 
 


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2010年11月17日 (水)

「花さき山」紹介。

花さき山 (ものがたり絵本 20)

花さき山 (ものがたり絵本 20)

著者:斎藤 隆介

花さき山 (ものがたり絵本 20)

斉藤隆介さん、滝平二郎さんのウルトラコンビの絵本です。
 


は~、しかしこの絵の素晴らしさはたまりませんね。

太い線。

闇。

様々な色の花。

闇。

花。

色の美しさ、絵の迫力が、まぶたの奥に刻み込まれるような絵。

 
さて、このお話はストーリーが本当に素晴らしいのですが、それは是非読んで頂きたいんですよね。
 


花さき山に咲く花はなぜ咲いているのか。

一体何がその花を咲かせているのか。

どうしてその花は咲いているのか。

花には花言葉なんていう美しいものがありますが、この話を聞いて花言葉を思うと「そっかあ、、そこにそれがあったのか、、、。」とか、「そこにどんなストーリーが、、、、。」などと、楽しく、時に切なく、悲しく、色んなことが想像されます。


 
この絵本を読んでその理由を知ると、普段見る花々の美しさが、より強く感じられると思います。

 
 
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2010年11月14日 (日)

「バスをおりたら」紹介。

バスをおりたら… (絵本のおもちゃばこ)


いつも歩いて学校まで登下校している女の子。

家から学校までが遠いのです。

でも、お母さんは「いいうんどうだよ。」と言います。

そんなある日、意を決して、早く帰れるスピーディーなバスに乗ると、知らない遠いところまで来てしまい。

 
 
この絵本はとにかく「絵」が素晴らしいです。

知らないところに来てしまった不安。

世界に一人でいるかのような孤独。

家に帰れるかどうか胸がドキドキする感じ。

そんな心理が見事に絵で表現されていますが、これがまた美しいのです。

とても。

 
言葉は少なく、ほとんどを「絵」で表現した作品ですが、何度見ても見飽きない深さがあります。

心のずっと奥の方の、郷愁の世界にいる自分に会うことができる絵本です。
 
 
 
 
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2010年11月12日 (金)

お休みのお知らせ。

急ですが、

 
11月13日(土)

 
は、お休みを頂きます。

店の前の東京街道が連日の工事中で、店の前が完全通行止めになるようです。
 
 
東京街道を使う方はお気をつけ下さい。

多分、渋滞も見込まれます。

よろしくお願いします。

 
 
 
 
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2010年11月11日 (木)

「どうぶつさいばん ライオンのしごと」紹介。

どうぶつさいばん ライオンのしごと


とあるサバンナでのお話。

色んな動物たちが暮らしていますが、当然そこは「弱肉強食」の世界。

殺すものがいて、殺されるものがいて。

ただ、このお話の世界のちょっと変わっているところは、時たま「裁判」が執り行われるところです。

今回は、お母さんを殺されたヌーの子供が原告で、殺したライオンが被告。

 
さて、この絵本。

他の絵本にありがちな、みんながみんな仲良しで、うさぎも、おおかみも、りすも、くまも、平和にホットケーキや、ミルクティーを食べて飲んでいるようなお話ではないので、

「自然の摂理」というものを理解し始め、弱いものが食べられ、強いものが食べるという悲しき冷徹な、しかし、自然界にとっては、これこそ一番大事なことかもしれない「ありとあらゆるものが連鎖していく」という事実を伝える時には良いですね。

「人生ってそういうものだよね。」ってことを感じさせてくれます。

そして、絵のダイナミックさ、躍動感、その迫力は素晴らしいです。

色もとても美しく、強くこちらに迫ってきます。

 
 
 
 
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2010年11月 8日 (月)

ラジオ取材のブログと、紙芝居講演のお知らせ。

先日取材して頂いたFM西東京さんのブログのご紹介です。

 
これ。
 


当日のインタビューの模様等、ふせがわさんが書いて下さいました。

写真の私の顔がぶれていて心霊写真のようになっていますが、気にしないでください。


ご紹介ありがとうございました!!

 
 
 
 
さて、もう一つ。

以前にもお知らせしました、紙芝居サークル「ともしび」さんの公演が近づいております。

 
 
 

「かみしばい 秋の祭典」小平紙芝居サークル ともしび

11月14日(日)小平市中央公民館(視聴覚室)

10:30-12:20(開場10:00)--午前の部

14:00-15:40(開場13:30)--午後の部

 
 
 
今週末ですね。

お客さんの中にも、行かれる方が何人かいらっしゃるようです。

私もちょっと店を抜け出して見に行こうかと、、、、。

お近くの方、ご興味ある方、足を運んでみてはいかがでしょうか。

市役所の前の図書館のとこです。

 
 
 
 
 
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2010年11月 6日 (土)

お休みのお知らせ。

一気に寒くなってきて、こたつと、みかんと、キムチ鍋と、もつ鍋と、石狩鍋と、鳥鍋と、牡蠣鍋なんかが恋しい季節になってきました。

寒い夜に暖かい部屋で暖かい鍋を頂きながら冷たいビール!!

さて、ちょっと脱線いたしましたが、

 
 
11月7日(日)
 


は、所用により、お休みを頂きます。

よろしくお願いいたします。

だいぶ空気が乾燥してきましたので、どうぞお身体ご自愛下さい。

 
 
 
 

 
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佐野洋子さん逝去。

101105


「100万回生きたねこ」「おじさんのかさ」などを描いた作家の佐野洋子さんが亡くなられました。

72才。

絵本作家さん、というか、芸術家には、非常に長寿の方が多いので、残念ですね。
 
 


佐野さんといいえば、「100万回生きたねこ」。

この絵本は、絵本を全く知らない人でも「あ、聞いた事ある。」「読んだことあるよ。」っていうくらいの名作。

以前書いたレビュー

 
私の中で一番想い出に残っているのは「おじさんのかさ」。

このお話を読んだおかげで、雨に対するイメージ、傘に対するイメージは肯定的なまま残っている。

傘は、

いやな雨を防ぐためにしょうがなく使う道具ではなく、

楽しい雨を、もっと楽しくするための道具だ、

ってことを知ることができたのです。
 


あの小さかった頃の気持ちは、今でも私の中に残り続けている気がします。

世界のどれもが楽しかった子どもの頃の気持ちを、形は変わったとしても大人になった今でも残っているのは、「おじさんのかさ」のおじさんが傘を開いて歌っている光景が浮かぶからっていうのが大きい。

雨はいやなもの、面倒なもの、残念なもの。

大人になるにつれ、誰もがそう言うこと、そう思うことを、

どっかで「ほんとにそう?」って問いかけてくれている。

あのおじさんが。
 
 
おじさんのかさ (講談社の創作絵本)

 
ありがとうございました。
 
 
 

 
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「やまのかいしゃ」紹介。

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このお話は凄まじいです。

不条理に不条理を重ねていくとこんなお話になるんだろうなあ、って感じです。

脈絡のなさ、意味不明さ、でもところどころ整合性もある、ってことを考えると寝てるときに見る夢に近いのかなあ。

 
なんか、ストーリーを紹介したいんですが、紹介してしまうともったいないお話だし、ちょっと正直紹介するのが非常に困難であり、私がかいつまんで紹介すると、「なんだ、おもしろくなさそうだなあ。」と思われてしまう可能性が大きいような気がいたします。

 
お話を紹介するのが微妙なので、絵の感想を。

非常に細かいところまで描かれている柔らかい水彩画で、この絵本のストーリーの不思議さ、不条理さはこの絵だからこそ醸し出されるところが大きい。

主人公の「ほげたさん」が乗る電車が山に向かうに連れ、動物たちの姿が多くなりますが、それだけでなく、車窓の向こうに広がる様々なものを発見するのも楽しいし、何気ないところに描かれているものが美しいのです。

リス、ヘビ、おっさん、空き缶、花、くま、にわとり、せみ、女の子、とんぼ、おっさん、、、、、。


 
不条理な美しさを放つラストシーンの情景も良いですね。

 
 
 
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2010年11月 5日 (金)

「リサとガスパールのマジックショー」紹介。

 リサとガスパールのマジック・ショー リサとガスパールのマジック・ショー
販売元:セブンネットショッピング(旧セブンアンドワイ)
セブンネットショッピング(旧セブンアンドワイ)で詳細を確認する

人気シリーズの「リサとガスパール」。

この絵本では、2人が、というか、2匹がマジックショーをすることに。


さて、この「リサとガスパール」のシリーズ。

紹介文を書こうと思い、読み直し改めて考えてみて。
 


何が良いのかな、と。

何が素晴らしいのかな、と。
 

私は何よりあの絵が好きで、それだけで素晴らしい作品だと思っていたんですが、実は「切り取り方」に秘密があるんじゃないのかな、って思うようになり。

このシリーズのストーリーはメチャクチャとんでもないことが起きるというわけでもないし、キャラクターの表情の変化もないし(ずっと、目と鼻が丸くあるだけ。)。

基本は日常で、そこと(よくあるレベルの)非日常との間を行き来する感じで。

ま、明かな非日常の時もありますが。

 
でも、そんなどこにでもあるような日常のシーンだとしても、その「切り取り方」が素晴らしいと思うのです。

2人の、行動にしても、

心理描写にしても、

それを捉えて描く角度にしても。


「ここか~、ここを切り取って描くか~。」って感じ。

意表をつかれるけど、思いっきり同意できて、面白さを感じてしまうところ。

 
そんなことを感じました。

でも、やっぱ絵がいいですね~~。

 
 
 
 
 

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