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2011年4月 7日 (木)

佐藤忠良さんのこと。

先月末、彫刻家の佐藤忠良さんが亡くなられました。

御年98歳。

大往生と言っていい年齢ですが、やはり淋しいですね。

彫刻家の佐藤さんですが、いくつか絵本の挿絵も描いています。

なんと言っても有名なのはこれですね。

 

おおきなかぶ―ロシア民話(こどものとも絵本)

おおきなかぶ―ロシア民話(こどものとも絵本)

著者:A.トルストイ

おおきなかぶ―ロシア民話(こどものとも絵本)


以前、千葉の川村美術館というところで行われた佐藤忠良さんのデッサン展に言ったことがあります。

そこで感じたことを、個人ブログの方に書いているので引用してみます。
 
 


鉛筆で書かれた絵に、赤や、水色で少し色がつけられている作品を見ると、色ってのはこんなに美しいもんなんだ、って気付かされる。

ピンクの美しさ、水色の美しさ、赤の美しさ。

その美しさを、鉛筆のやわらかいグレーの線と、真っ白なキャンパスの余白が際立たせていた。


普段、私は絵を見にいっても、絵のキャプチャー(製作年とか、作者とか、出身とか書いてある札)や、紹介文、説明文等はほとんど見ません。

純粋に絵だけを見る。

が、今回はあまりに感動した為、ちょっとパンフみたいのを見てみました。

すると、私が今日、絵をみて感じた感覚を、的確に説明していてくれた。

すずめと猫のスケッチを見た時に、ものすごく『柔らかさ』を感じました。

おそるおそる触らないと壊れてしまうようなリアルな『柔らかさ』。

それって、こういうことらしい。


絵を専門に書いている人=二次元の表現者。

彫刻が基本にあって、絵を書く人=三次元の表現者。


絵ってのは二次元の世界です。

彫刻ってのは三次元。

彫刻が基本にある人は、その人が見るもの、感じるものを常に三次元的に捉える、と。

だから二次元ではありえない、三次元的な感覚(柔らかさ、硬さ)が表現される、って。


 
 
 
 
なんとも言えない色の美しさ、手に取ると壊れてしまいそうなネコの柔らかさ。

今も、ありありとその絵の凄さを思い出します。

もう、新たな作品を見ることはできませんが、これまでの作品はずっと愛されていくでしょう。

ご冥福をお祈りいたします。

 
 
 
 
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コメント

すずのすけさん。

   ほんとにそうですね。

   やはり残っている昔話には、残るだけの理由があり
   ますね。

投稿: ねこじたゴリラ。 | 2011年4月 7日 (木) 11時58分

売れ線ばかりでなく、こういう質の良い絵本も残していってほしいです。
子どもは、意外とというかやはりというか、
昔話が大好きですしね。

投稿: すずのすけ | 2011年4月 7日 (木) 11時02分

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